不動産購入における現状渡しの特徴とは

不動産購入における現状渡しの特徴とは

注意すべきポイント

不動産購入における、現状渡しとはいったい何なのか、ご存じでしょうか。
このような物件は、費用を抑えて入手できる反面、注意すべきポイントもいくつかあります。
あとからトラブルにならないよう、どのような特徴があるのか、正しく理解しておきましょう。
本記事では、不動産購入における現状渡しとは何なのか、利点や注意点などについて解説します。

■不動産購入の現状渡しとは

現状渡しの不動産購入とは、破損箇所などを修繕せず、そのままの状態で入手する方法です。
一般的に、売り出される物件の多くは、破損箇所が修繕されていますが、こちらの物件は現状のままです。
そのため、壁紙が酷く破れている、給湯器が使えない、蛇口を回しても水が出ない、雨漏りしている、といった物件も少なくありません。
買主は、売主から契約前に、物件のコンディションについて詳細を聞くことができます。
そのうえで、納得して契約すれば現状のまま引き渡してもらえるのです。

■不動産購入における現状渡しのメリット

不動産購入の現状渡しは、物件を安く手に入れられることが魅力です。
このような物件は、築年数が古いものも多いため、売主が値引き交渉に応じてくれるケースが少なくありません。
そのため、相場よりも安い価格で手に入れられる可能性が高いのです。
また、自分の好きに住宅をカスタマイズできるのも、魅力といえるでしょう。
破損した箇所をDIYで修理する、自分好みのインテリアにリフォームし直す、といったことが可能です。

■不動産購入における現状渡しのデメリット

不動産購入時の現状渡しには、いくつかのデメリットもあるため覚えておきましょう。
もっとも大きなデメリットは、修繕費用が予想以上に多く発生する可能性があることです。
物件価格そのものは安くても、修繕に相当な費用がかかってしまった、といったケースは少なくありません。
このようなことにならないよう、修繕した場合トータルでどれくらいの費用が発生するのか、事前にある程度把握しておく必要があります。
必要以上に、物件のコンディションが悪いケースもあるため、注意が必要です。
先述したとおり、このような物件は築年数が相当古いものも珍しくありません。
そのため、耐震性に問題がある、外壁や屋根の耐久性が著しく低下している、といったことも多いのです。

■まとめ

不動産購入における現状渡しの特徴や利点、注意点などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
安く買えるのは魅力的ですが、予想以上にコンディションが悪いことがある、修繕費が高くつくといった注意点もあるため、理解したうえで判断しましょう。

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